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愛の嵐

第1章 情熱の嵐

松「お~い!着替えとタオルここに置いとくぞ?」

・・・・・

返事がなくちょっと心配になってくる
少しだけ風呂のドアを開けて声を掛けようと息を吸い込む
声を発する直前に、シャワーの音に混じって嗚咽が聞こえる
何も考えられずに慌てて細い腕を掴んで俺の方へ体を向けさせた

松「おい!大丈夫か?何泣いてんだよ?」
相「な、何で?」
松「呼んでも答えないから心配になって」
相「ぁ、そっか。聞こえなかった。ごめん」
松「謝んなくていいから、大丈夫なのか?」

言葉の返事は無く、小さく頷いていた
ホッと安心すると、さっきの行動から今の状態に気付いてしまう

松「ごめん。直ぐ出るわ!」

俺の言葉に一瞬キョトンとするが、自分の今の姿を思い出し直ぐさま後ろを向いている

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