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Pour mon cher -笑顔の先に-

第4章 目と頭

“俺も。好き過ぎて堪んねーわ”


“愛が居れば何もいらねーわ”




その言葉‥‥信じていい?




「ほんと‥?」


「んー?」


「さっきの言葉、ほんと?」


「バカ愛。


嘘言ってどーすんだっつーの。
俺の事、信じらんね?」




首を傾げて優しく微笑む猛司は私の目を反らす事なく真っ直ぐ見つめる。


その瞳は揺れる事なくしっかりと私を映し出してて




「信じてるよ」



“信じてる”



自分にも言い聞かせるように言葉を猛司に返した。




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