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Pour mon cher -笑顔の先に-

第3章 愛×愛

ポケットに収める時、消音に設定したから最初の1回しか愛には気付かれてはないと思うけど。



画面を見ると【不在着信 6件】の文字が浮かび上がる。



そして直ぐまた着信画面。




はぁー‥。



深い溜息を1回吐いて、俺は携帯の通話ボタンを押した。




「‥はい」



『ちょっと何で出てくれないの?』


「‥何の用ですか」


『やだー。冷たい声。

11時に●×駅の前にあるカフェで待ってるからねー♪』



「は?行かねーから」


『うん?待ってるからー♪じゃぁねー♪』



「おいっ!俺は行か‥・ガチャ。プープープ‥・」




‥‥くそっ!!!





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