テキストサイズ

Pour mon cher -笑顔の先に-

第5章 感と視と聴

「猛司が私に向けてくれる言葉は全てホントだと信じたいんだ」



好きだと言う猛司。


私だけだと言う猛司。


優しく頭を撫でてくれる猛司。


抱き締めてくれる猛司。




それらは偽りじゃなくて心からの事だと信じたい。



昨日、確かに私は自分の目で見た。

猛司が女性と腕組んで歩いてるとこ。



だけど、それがじゃぁ全て?

それが“浮気”?




ううん。違う。



たまたまそういうシーンだったのかもしれない。

たまたま女の人が腕組んじゃったのかもしれない。

‥たまたまそういう事になるのかどうか分からないけど。




だけど、目で見たモノが全てだとは思いたくない。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ