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　一旦離れた唇はまたすかさず押し当てられ、口づけは延々と続く。角度を変えては執拗に塞がれ続けるので、息苦しくなった。
―苦しいっ。
　涙眼になって逃れようとしても、しっかりと抱きかかえられているため、彼の腕の中から抜け出せない。
　あまりの苦悶にもがき、唇がわずかに開いたその瞬間、彼の舌がすべり込んできた。