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死に神レオの物語

第3章 悪魔ミレー

レオ 「そんなに気になるんだったら見なきゃいいんじゃない? 死と決定されるのはそういう決まりだから仕方ないけどそんなにつらいなら見ないようにすれば?」

ミレー「それは出来ないよ だって私の担当エリアだもん」

レオ「他にもそこのエリアに悪魔いるんだろ?だったらそいつに頼めば?」

ミレー「ううん 私のエリアは私だけだよ ていうか一つのエリアに悪魔は一人だよ」

レオ「え? だって俺の担当エリアには悪魔三人いるぜ」

ミレー「悪魔は死に神や天使と違って担当エリアが細かく別れていて一つのエリアに一人しかいないんだよ しかも一度決まったら移動とかも出来なくて休むこともだめだよ 一つの魂を十日に一回は記録しなきゃいけないきまりなの
それに死に神や天使のエリアはめあすだから人が足りなければエリア外でも仕事するときもあるよ」

ミレーは悲しそうにレオに説明した

レオ 「そっか ごめん なにも知らなくて」

レオも悲しそうに俯いてしまった…………


レオ「そうだ じゃあさ そんな決まり変えちゃおうゼ もしくはそんなことにならないように新しい決まり作っちゃうとか」


ミレー「決まりを作る……?」

レオ「そ 例えば生きていたときに親しい人がいるエリアでは仕事しちゃ駄目とか……」

ミレー「え?」

レオ「そうすればこんな思いしなくていいだろ?」

ミレー「そ う だけど……どうやって?」

レオ「確か この世界での決まりはどの決まりをどういうふうに変えたい ってことを提示してそれを願う人が50人いればきちんと評議してくれるんだよ」

ミレー「でも どうやって50人も集めるの? それに集まってもその後は多数決だよ そんなに上手く決まるわけないよ………」

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