
私の恋路。
第1章 初恋、初彼
偉力と2回連続で席が隣になった。
もともとよく一緒に行動するため
授業中はずっと話していた。
そんな時間だ楽しくて。
今まで長かった授業もあっという間だった。
学校の時間が短かった。
今まで苦痛だった1日1日が。
苦痛だった理由…
超一流私立高校への進学を望んでいたから。
週3で塾。
宿題が1回9ページ以上出され…
部活どころではない。
そもそも…
うちと亜紀と偉力は部活には入っていなかったが。
勇樹はサッカー部
晃は剣道部に。
そんな生活を楽しいと思わせてくれた偉力は…
いなくてはならない存在になっていた。
ウチの中で。
あぁ…
またうちは偉力を好きになっていくんだな。
なんて思いながら…
