
パパとママのタカラモノ。
第5章 病の発覚。
これが草薙さんとの出会いだった。
草薙「草薙ゆうきといいます。宜しくね。」
奈央「斎藤風真です。こちらこそ宜しくお願いします。」
赤ちゃん同士も挨拶を済ませたところで
末松「斎藤っちー!!」
大部屋に移動して3日め、
末松さんが来てくれた。
仲良しママさんの西宮さんも一緒に。
風くんは新生児室に預けてたから
病室では会えなかったけれど。
奈央「末松さーん!!(泣)入院、延びちゃいましたぁー‥。」
末松「けど、うちらの病室隣だし、毎日でも会えるじゃん♪」
奈央「看護師さんが、大部屋への移動の際に、ここを勧めてくれて(*´∇`*)」
末松「そっかあ!!西宮っちも喜んでたんだよ!」
西宮「斎藤ちゃん、隣部屋とか嬉しすぎるー♪お腹まだ痛い??」
奈央「だいぶ楽になりましたー。けどまだひきつる感じが慣れない‥苦笑。」
西宮「あたし今からドキドキだよー。来月だけど、何か早まりそうな気がするんだよねぇー。」
西宮さんは35歳。
末松「良いじゃん。早く生まれてきてほしいって言ってたし。」
西宮「そうなんだけどさぁー、やっぱ怖いよねぇ‥夜泣きが。」
末松「えっ、そっち!?」
西宮「風くんは泣く?斎藤ちゃん寝れてる?」
奈央「毎日2時間起きに授乳で、お乳は痛いし乳首は切れるし、今はクリーム塗りながらの授乳で、キツいです‥。睡眠不足も結構キテるし。」
西宮「だよねぇー。可愛いんだけどねぇ、夜泣きが地獄だわぁ。」
末松「乳首切れても飲ませなきゃ、乳張って痛いしね!!」
奈央「あっ、でもー」
西宮「何、何?」
奈央「生まれたての赤ちゃんのウンチって、スイートポテトの匂いしませんか?何か美味しそうな匂いがした笑」
西宮「えー?じゃあ試しに食べてみたらー?笑」
末松「いや、食べるとかないわぁ!笑」
末松さんや西宮さんと話していると
あっという間に時間が過ぎた。
辛い入院生活が続けられたのも
この2人のお陰だと思う。
