
パパとママのタカラモノ。
第4章 出産。
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「オギャァ‥オギャァ‥フギャァ‥‥」
ん?何か聞こえた?
「オギャァ‥フギャァ‥‥」
あぁー産まれたんだ!!
隣の分娩室で赤ちゃんが←
「オギャァ‥オギャァ‥‥!!」
けど‥隣にしては
何か近いような(・_・;)??
「‥さん。」
ん?
「斎‥さん。」
誰かが肩を揺すってくる。
「斎藤さーん??」
いきなり耳元で名前を呼ばれ
ビックリして起き上がろうとするも
身体が言うことを利かない。
まさか‥金縛り!?
「無事に産まれましたよー。」
奈央「えっ、何が!?」
思わず口から飛び出したのは
今なら呆れちゃうような言葉で‥
「お子さん、産まれましたよ!元気な男の子です!!」
「「おめでとうございます!!!」」
まだ頭がついていけない
寝ぼけ眼で馬鹿な私は、
奈央「えっ、誰の子ですか?」
と、またもや
間抜けな質問をしてしまった。
