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ツンデレ彼女。

第11章 宿泊研修1にちめ!

「うぇーーい!宿泊研修の醍醐味!!山で遭難!!!」
「ちょ…恭介くん、そんな楽しんでる場合じゃないってば〜」
「なんだよ美来ちゃん、別にいーじゃーん♪だってまだ朝だしさあ!なんとかなるって!」

そんなこと言ったって…。
もう、恭介くんったら楽天すぎー。

「恭介、もっと真面目に考えれってww」
「えー、賢人までそんなこと言うのー?ちぇっ」
「とりあえずさ、あたしたちが休憩とってからまた出発して…えーっと1時間くらい?経ったよね??それはもう迷ったってこと、なんだよね…」

みゆが不安そうに言う。
たぶんあたしたち迷ってる。
だって、全然山頂に近づいてる気しないし。
確かに醍醐味ではあるんだけどさー!!!笑
なんか、気づいたらあたしたちちゃんとした道歩いてない…。
完全迷子だなこりゃ。


「どーするー?」
「とりあえず山頂見ながら進めばなんとかなんじゃねーの?」
「うー…余計迷いそうだよ〜ぉ」
「そうだけど、でもそうするしかないんじゃないのっ?」
「しょーがない…かあ……」
「とりあえず、進むぞ。誰も離れんなよ!」

もー最悪。
明るいのだけが取り柄だよ〜。

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