
ツンデレ彼女。
第2章 朝 ♢美来ver.
コンコン。
「美来お嬢様、失礼いたします。おはようございます、朝ですよ。お起きになってください」
ん…ジョーの声……
ジョーっていうのはあたしの執事、玄城のこと。げんじょうって、苗字なのか名前なのかよく知らない。
「ふあぁ…朝か…ねむ……」
ジョーがカーテンを開けると同時に、春の暖かい日差しが部屋に流れこむ。眩しいなー。
「目はお覚めになりましたか?」
「ん…おはよジョー。起きたー」
あたしはこの長谷川家のひとり娘なわけで、長谷川家ってのは大手企業メーカーのハセガワグループを担っている。まあ、俗にいう社長令嬢ってやつだ。おじーちゃんがいちばん偉いらしい。会長だったっけ笑、そんなやつ。
あたしひとりには大きすぎるこの部屋で毎日寝ては起きる。ベッドだってダブルサイズに天蓋つき。あたしが望んでるわけじゃないんだけどな。
そんなあたしも、今日から高校生になるんです。
「美来お嬢様、失礼いたします。おはようございます、朝ですよ。お起きになってください」
ん…ジョーの声……
ジョーっていうのはあたしの執事、玄城のこと。げんじょうって、苗字なのか名前なのかよく知らない。
「ふあぁ…朝か…ねむ……」
ジョーがカーテンを開けると同時に、春の暖かい日差しが部屋に流れこむ。眩しいなー。
「目はお覚めになりましたか?」
「ん…おはよジョー。起きたー」
あたしはこの長谷川家のひとり娘なわけで、長谷川家ってのは大手企業メーカーのハセガワグループを担っている。まあ、俗にいう社長令嬢ってやつだ。おじーちゃんがいちばん偉いらしい。会長だったっけ笑、そんなやつ。
あたしひとりには大きすぎるこの部屋で毎日寝ては起きる。ベッドだってダブルサイズに天蓋つき。あたしが望んでるわけじゃないんだけどな。
そんなあたしも、今日から高校生になるんです。
