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ツンデレ彼女。

第4章 豹変美来ちゃん

「そんなら、拓郎にはちゃんと断っとけよ。なんだよ相談する必要なかったじゃねーかww」
「違うの!たっくんとは…友達でいたいから…」

あー、ちゃんと気遣ってやってんのな。
えらいな双葉。

「お兄ちゃんはさ、今までどうやって断ってきたの!?どうやって友達に戻ったの!?」
「あー、わり。俺別にすきで付き合ったやつとかいねえから、友達に戻りたいとかそういうのなかったわ笑」
「えぇっ!何それ!!あんなに女の子連れてきてたくせに?見る度ちがう人でびっくりしてたんだよ!!?」
「いやー、向こうが家行きたいっつーから連れてきてただけで俺がすきで連れてきてたわけじゃねえから」

はー、これは絶対のちのち妹に悪影響な気が…まあいっかw

「なんだよもう頼りないなー!相談して損したっ」
「はあ!?おまえが勝手に相談したいって言ってきたんだろ!!?」
「もういいわ出てって!」

はー、なんだよこいつ。兄ちゃんがせっかく聞いてやったってのになー!
俺は双葉の部屋を出た。ピンクからいきなり心地いい白い世界が広がって、目が慣れない。
…。
小学生も大変なのな。拓郎は…今度慰めてやっか。兄に慰められるってのも変な話だけど。

俺…ほんと本気で人すきになったことねーよな。
付き合ったやつは結構いんのに。
それってなんか…悲しくね?
はー

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