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みゆとアドレス交換とかして、話していたところで隣の席の人が来た。
別にそんな興味とかないけど…まあ隣だもんね。
ちらっとその人を見る。

あっ……！
さっきの…端正な顔立ちの男の子！
ほんとにきれいな顔…同じクラスだったんだ。

その美少年はあたしを見て、はにかんでぺこっとする。
ドキッ…。
え、いまの…なんだろ…？胸が締め付けられるような…。


「あれっ？風間くんじゃーん！」
言ったのはみゆだった。
「え…？あ、成瀬。同じクラスかよ〜」
どうやらふたりは知り合いだったらしい。
「おっと、美来！この人あたしと同じ中学だった風間賢人くん。んで、こちら長谷川美来ちゃんだよ風間くん。いま友達になったのー」
みゆが軽く仲介に入って紹介してくれる。気ぃ利くなー。
「長谷川…美来ちゃんね。知ってた笑」
「えっ！どうして…」
「さっきの人だかりんとこ。みんなアンタに目ぇ向けてたから。俺の友達がアンタの名前知ってて教えてくれたの」
「あ、そうだったんだあ…。なっなんかみんな大げさだよね！あたし…別にただの一般人なのにねっ…」
なんか、やだな…こんな風に言われんの。あたしはほんとに…有名人なんかじゃないし…
「ま、別にいんじゃん？俺はそんなん興味ねーよ」

なんだかな…