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ツンデレ彼女。

第3章 出会い

♢美来ver.
そこにいる人たちみんなが、あたしを見てる。
珍しいもんが来たなあとでも思われてんのかな。まあ、そりゃ思うよね。こんなでかいワゴン車で来るのなんて、限られた者だけだろう。


「みっくー!今日も相変わらずかわいいね♡早く俺と付き合おー!!笑」

わ、出た…丸山…。中学のときから同じで、いっつも突っかかってくんのよね。あーまじうざい…

「おはよう丸山くん。高校も一緒で嬉しい!」
「わあみっくー♡そんなこと言ってくれて俺めっちゃ嬉しいんだけどー!」

ああうっさい早くどっか行けよチャラ男!
たいていの男は喜ばせるようなこと言えばどっか行く。

「じゃあねみっくーまた3年間よろしくね♡」
「うん、またね丸山くん」

…はあ。疲れた。周りの奴らもいつまでこっち見てんのようざい…

「いってらっしゃいませお嬢様」
ジョーに見送られ校舎へと向かった。

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