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数分後
バラバラと警官たちが駆けつけた。
明希と大樹はソロソロと車から降りた。

｢通報したの、キミ？｣

年輩の警察官が明希と大樹に気付いて声を掛けてきた。

｢はい。あの、｣

星川のことを尋ねようとして言葉を切った。
星川は手錠を掛けられ連行されていた。

｢全く、君たちのこと以前に銃刀法違反で逮捕とはね。｣

大樹は喚き散らしている星川をチラリと見た。
後で知ったことだが、星川の本名は東川星(ひがしがわしょう)というらしい。
大樹は彼の名前を見た途端、引っ掛かるものがあった。