プリンセスを護衛
第61章 2年生の物語
明希は片っ端から車のドアの取っ手を引っ張った。
「どれか開いてりゃ良いけど…」
そう呟いた時、
ガチャ
車の鍵が掛かって無い車を見つけた。
明希は後部座席に転がり込み、大樹を引きずり込むと鍵を掛け、座席の足元に隠れた。
「どれだけ時間稼ぎになるか分からないけど取り敢えず警察に電話して来てくれるまで隠れる方が良さそう。」
明希はそう言うとスマホを取りだし110番に電話を掛け、今の状況を簡潔に説明する。
大樹はつくづく明希の頭の回転の速さに感心した。
腕っぷしなど力仕事は大樹の方が得意だが頭を使うことなら明希の方が向いていた。
だから敢えて大樹は口を挟まなかった。
「どれか開いてりゃ良いけど…」
そう呟いた時、
ガチャ
車の鍵が掛かって無い車を見つけた。
明希は後部座席に転がり込み、大樹を引きずり込むと鍵を掛け、座席の足元に隠れた。
「どれだけ時間稼ぎになるか分からないけど取り敢えず警察に電話して来てくれるまで隠れる方が良さそう。」
明希はそう言うとスマホを取りだし110番に電話を掛け、今の状況を簡潔に説明する。
大樹はつくづく明希の頭の回転の速さに感心した。
腕っぷしなど力仕事は大樹の方が得意だが頭を使うことなら明希の方が向いていた。
だから敢えて大樹は口を挟まなかった。
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