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プリンセスを護衛

第61章 2年生の物語

深夜
大樹はなかなか寝つけなかった。
大地と明希は軽く寝息をたててぐっすり寝ている。
大樹はなんだか胸騒ぎがしていた。
俊也が怒鳴ったこと、3階に上がるなといったじいや、星川の睨んだ目。

「はぁー。」

そう息を吐いたとき、

ブロロロ…

車の音である。
それにはなんの不思議もない。
おかしいのは聞こえてきた場所だった。

(え?音、上からだよな?なんで?)

3階からだった。

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