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プリンセスを護衛

第58章 一人で背負うな

美憂は花瓶を取ると花を生けた。

「ミュウ、花を持ってきてくれたの?」

「ええ。」

「ガーベラ。確か、花言葉は希望。」

美憂は優馬が花言葉を知っているのに少し驚いた。

「明るい色彩で元気出そうだよ。ありがとう。」

色んな色で揃えて良かったらしい。
ピンク、オレンジ、黄色、赤。
病室が一気に華やかになった。

「ユリが好きなんだけどお見舞いに持ってこれないし、これで良いかなって。」

「充分さ。ありがとな、本当に。」

優馬は本当に嬉しそうな顔をした

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