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プリンセスを護衛

第58章 一人で背負うな

美憂は優を見て驚いた。

「優さん?」

「見舞いに来たの。お兄さんが何か隠してるのは薄々感ずいていてね。」

美憂は俊を見た。 
彼は困ったように目をそらし頭を掻いた。
優馬はその様子を見て笑うと言った。

「何か食べる?お見舞いに持ってきてもらったクッキーがあるんだけど?ミュウ、棚から出してもらえる?」

美憂が棚から出したクッキーは美味しいと評判のお菓子屋さんのものだった。

「わあ、このクッキー、あのお菓子屋さんのでしょう?どうしたの?」

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