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プリンセスを護衛

第58章 一人で背負うな

翌日、優を連れて俊がやって来た。

「あのな、優馬、」

「まあ、泉さんや大地、圭太にはバレなくても優ちゃんならいずれ分かると思ってた。」

「え?」

優馬は言った。

「成瀬の妹だからね。ましてやお兄さんのこと、よく分かってるし。」

優馬は少しほっとした。 
優なら俊のブレーキになってくれそうだと感じたのだ。
これなら俊が無茶な行動をする心配もない。

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