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プリンセスを護衛

第21章 長編 冬の関西紀行

4人は記念館に入った。

「わあ。すごい!ソ連館って。」

泉が声を上げた。

「2800万人って!」

「どんだけだよ…。」

大地は驚き、優馬は呆れた。

「僕は韓国館がいいなあ。」

優馬はそう言った。
大学の第二言語がハングルである優馬はそう言う。

「そう?私は英国館がいいわ。」

美憂はオシャレが好きだ。劇場風の雰囲気に惹かれたようだ。

「いや、やっぱりアメリカ館だろう?」

大地はやはり月の石が見たかったようだ。
4人はああでもないこうでもないと言いながら歩いていた。

「あーあ、私も行きたかったなあ。」

泉がため息を吐く。

「そりゃあね。」

大地が頷く。

「生きてる間に一度は万博に…。」

優馬が言う。

「バカね、生きてる間には行けるわよ。」

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