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私たちのエッチな体験談。短編集。

第3章 三人目

その頃の右京ー。

『テツ。
クリーニングに出してたスーツどうした?』

『すいません…

昨日できてるはずですが、まだ…。』

『なら誰かに取りに行かせるか。』

俺は、スーツを取りに行かせようと家に電話をした。

『はい。榎本ですが…。』

出たのは親父の舎弟の倉さんだった。

『倉さん。心、居ますか?』

『心なら梅乃さんと出ていきましたが?』

『はっ?梅乃と?

分かった。』

俺は電話を切った。

ーーまた心かよ。

結婚してから、梅乃がうちに来てからやたらと二人の姿が目についた。

出掛けるのも何回かあったが大きい買い物とかあったから注意もしてなかった。

二人の姿が見たくなくて、仕事、仕事と言いながら俺は逃げていた。

舎弟に嫉妬してる俺も見られたくなかった。

最近、梅乃と壁がある気がする。

梅乃が前より俺に話しかけてこなくなった。

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