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私たちのエッチな体験談。短編集。

第3章 三人目

次の日。

私が先に起きてご飯を食べていると右京さんが起きてきた。

『右京さん。おはよう。』

『あぁ。

おい!テツ!』

私をちらっとみたあとテツさんを呼んだ。

ーー挨拶もしてくれないの?

今日…誕生日なんだよ?私…。

『若!おはようございます。

何か?』

『静への花とプレゼントの用意は?』

『大丈夫です。

頭と若の用事が終わり次第取りにいこうと思ってますが?』

『分かった。

あいつ、祝わねーとめんどくさいからな…。』

『そうですね。ははは。』


ーー静?
ーー祝う?

ーー私には?


やばっ!涙が出てきそう…。


私は急いで食器を片付け

『ごちそうさま』

をした。

その様子に右京とテツは気付かず…

ただ心だけは気づいていた。

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