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私たちのエッチな体験談。短編集。

第3章 三人目

ーー右京宅。

『私は認めませんよ?

あの子はこの世界には合わない。

度胸もなさそうなあんな大人しそうな子。』

『俺もあいつがこの世界には合わないのは分かってる。

でも、そこが好きなんだ。』

『京子!俺が認めたんだ。

五代目の嫁としてな。』


『分かりました。

あなたが頭として言うんなら私は聞くしかないわね。』

『それに…。

あの子はこの世界が合ってると思うがな。』

そう言い残すと自分の部屋へと行った。

ーー梅乃が合ってる?

ヤクザの嫁として?

まぁいいや。

結婚を認めてくれたなら。

あとは梅乃の家か。

『梅乃。

今度、梅乃の親に挨拶に行きたいんだが…。』

『…………分かった。』

俺は梅乃を乗っけて梅乃に言われた通りの道を進んでいくとそこには墓地が有り、梅乃は車から降りると進んでいき1つの墓の前で止まった。


梅乃から家族の話を聞かされることはあっても死んでたとは聞かされてなかった。

『親が死んでから初めて来たの…。』

梅乃は目に涙をためていた。

『右京さんにも、死んでたの言ってなかったよね。』

『あっ…あぁ。』

『お父さん、お母さん、久しぶり。

私、結婚するんだ。

右京さんと。』

俺は手を合わせながら

[ヤクザって世界だから…幸せには出来ないかもしれない。

でも俺が守ります。]

と約束をした。

またそれから少し経って、結婚して、右京さんの家で住むことになった。


右京さんと四代目の舎弟さんたちが食事からなにから何までしてくれるから私はすることがなく、部屋にいることが多かった。

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