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可愛い君

第14章 崩れていく関係。

社長自宅



「莢……こんな時間にどうしたんだ?」


「遅くにごめんなさい。
一刻も早くお願いしたくて…」


「お願い? 」


「はい。移動願いです。」


「本気か?」

「はい。」


「希望先は?」


「アメリカ。」


「そうか。アメリカか。本気で秘書になるのか?」


「はい。秘書の仕事をもっと覚えたいです。」


「じゃあ会長…じぃさんにも話しておくよ。」

「はい。お願いします。
夜分遅くに失礼しました。」



「莢……」

なんか顔色が悪いな。
何があったんだ?





パタン…




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