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~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~

第116章 美香のPartTimeLove⑭

「じゃあとにかくは、お仕事をやってみよう。イメージトレーニングできるように、もう少し詳しく説明するね。今からお客さんとホテルに入ってから帰るまでの流れを覚えてもらうからね」
ボビーさんはそう言って、『ラピスラズリ・サービスマニュアル』なる冊子をアタシに手渡した。
それには、お客さんと部屋に入ってから、コースを決めて、料金をいただいて、シャワーに入るなどの細かな流れが詳しく書かれていた。
「もし途中で、どうしていいかわからなくなったら、いつでもお店に電話してくれたらいいからね」
ボビーさんはそう言った。そして、今度は別の冊子を出してきた。
それには『ラピスラズリ・女子給料表』と書いてあった。コースや指名などによって変わるお給料を表によって書いてあった。
ボビーさんいわく、その日のお給料は女の子によって全然違うのがこの仕事だと言った。
「はっきり言って人気や勤務の時間によるからね」

そこに書かれた給料から計算するとアタシは、コンビニなどの普通のバイトでは手にできない金額を手にすることができると思った。アタシは夢を現実にするこ

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