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理想と偽装の向こう側

第21章 逆転

「今日…なら大丈夫なんで、宅配で送りますね!」



『あ~!助かる!最後の最後まで迷惑掛けてごめんね!』



安岡さん…気にし過ぎですよ。



「ははは!そんな事ないですよ~。嘉之には、これからも、頑張って貰いたいとは思ってますから!」



ちょっと間が空いてから



『渡辺さん…はぁ~本当に勿体ない事したなぁ…あいつ…。』



「へっ?」



『ああ!一人言!後で送り先メール入れるから。』



「はい!分かりました。」



『本当に…有り難う。』



安岡さんこそ…本当に有り難うございました。 



嘉之が今までなんとか、これたのも安岡さんが居てくれたからだろう…きっと、ニュービートルのエンジンも頼まれちゃってるんだろうな。



そんな訳で、仕事帰りに自分のアパートに寄る事になった。



後、レストラン予約しなきゃ!

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