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理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

金曜日

正に、決戦の日を迎えた。



小田切さんとは、日曜日も微妙な感じで時間が過ぎてしまい、今週に入って帰りも遅くて朝以外は、全然会えていなかった。



それがいいんだか、悪いんだか…。



私は見事に一喜一憂のループに嵌まり、そんな事してる内に、検査するのもウッカリ念頭から吹っ飛び、気付いたら金曜日の朝を迎えてしまっていた。



嘉之と対峙するかと思うと、今朝から吐き気が何回か襲ってくる。



小田切さんの事で、悩んでる時は無かったのにな…。



身体が何か、反応してるのだろうか?



一応今日は、ランチミーティングで昼間だし!



井関さんたちも同席だし!



下手な事はしてこない筈!!



…だといいんだけど…この1ヶ月嘉之が用意周到に何か準備してたのは、予想できる…。



何を仕掛けてこようとも、迎え撃って出でやるから!!



と、力いっぱい意気込んだ。








でもそれは…予想以上に青天の霹靂(へきれき)だった…。

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