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理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

「何にしよう~。」



小田切さんの提案通り、食後レンタル屋に物色に来た。



「香織ん!これは?新作のサスペンスだよ!」



「あ~!見たい~!」



あっ…でも、最近自分がサスペンス劇場だったのも、サスペンス観すぎだからかな?
…そんな訳ないか!



そんな自問自答をしていると



「あ…これ…。」



最初に借りに来た時に、小田切さんが避けた作品。



きっと、光花さんもハッピーエンドがいいと観なかったモノだろう。



世間には、有名な純愛作品…。



「これ…観たい?」



突如、小田切さんの声が降ってきた。



「えっ!ううん!ちょっと目に付いただけ!」



急いで棚に戻すと


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