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理想と偽装の向こう側

第18章 永久と再会

「ふっ…愛情かな?」



狭いキッチンで、君がはいつも笑顔で俺のために作ってくれてたね。



朝食も、寝てていいよって言ったって、先に起きて作ってた。



俺は君から、沢山の愛情と優しをもらってたんだ…。



俺の中から大きなモノが欠落してしまったんじゃなかろうか。



それは、とても大事なモノ…。



「大丈夫なのか…この先…。」






そう思うと、足元からズブズブと…底のない暗闇に、引き摺り込まれて行きそうだった。




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