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理想と偽装の向こう側

第18章 永久と再会

9ヵ月前

企画はプレゼンも無事に終わり、取引先からも評価は高く今後の取引に強い絆が出来た。



部長から直々に担当者に挨拶を頂き、今日は打ち明けパーティーを開いて貰ってる。



結局、俺は担当を外れる事なく、滝島が引き継ぐ分も自分で仕上げていった。



パーティー会場では、上役達から功績を誉められ



「出世に繋がったな!」



将来的な安定も匂わされる。



次々に色んな人達に話しかけられ、晩酌された。 



それを端から滝島は、心配そうに見守っててくれたようで、熱り冷めたころに話し掛けてきた。 



「大丈夫か?」



「あ…あぁ…何か皆で凄いよな…。こう誉められまくると、怖くなるわ…。」



「小田切…。本当におまえが頑張った結果と評価だぞ。」



滝島は手紙を読んだ後、様子がおかしい事を気にしていた。



常に気遣ってくれてるのが分かる。


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