
理想と偽装の向こう側
第10章 信頼と疑惑
今日は、広告代理店に打ち合わせに、今後の勉強も兼ねて、広報の元木さんも同行して行く事になった。
「梶さん、凄い仕事出来そうですよね~!食事会の時、渡辺さん話盛り上がってましたよね。」
「梶さん、話し上手だからね。凄い気が回る人なんだろうね。」
会食のことは、余り思い出したくないこともあったが、梶さんには本当に励ましてもらった。
元凶はこの娘だけど…今日は何事もなく終わって欲しい…と、思った直後
「てか、聞いて下さ~い!こないだの土日で、須永さんに会えないかと、思いっきり誘ってみたんですよ!」
「あ…うん…。」
イキナリ嘉之の話になり瞬間、黎子の『確信犯』との言葉が頭を過る…。
「作品仕上げるので立て込んでるので、って断られちゃって~残念でしたぁ~。でも再度チャレンジしちゃいます!」
「あ…そうだったんだ、頑張ってるね…。」
こないだか…立て込んでるって、答えたんだ…悠長に焼き肉食べてたけどね。
「くっ…。」
ヤバい!
笑いが込み上げて来そうになり、口元を手で隠した。
「梶さん、凄い仕事出来そうですよね~!食事会の時、渡辺さん話盛り上がってましたよね。」
「梶さん、話し上手だからね。凄い気が回る人なんだろうね。」
会食のことは、余り思い出したくないこともあったが、梶さんには本当に励ましてもらった。
元凶はこの娘だけど…今日は何事もなく終わって欲しい…と、思った直後
「てか、聞いて下さ~い!こないだの土日で、須永さんに会えないかと、思いっきり誘ってみたんですよ!」
「あ…うん…。」
イキナリ嘉之の話になり瞬間、黎子の『確信犯』との言葉が頭を過る…。
「作品仕上げるので立て込んでるので、って断られちゃって~残念でしたぁ~。でも再度チャレンジしちゃいます!」
「あ…そうだったんだ、頑張ってるね…。」
こないだか…立て込んでるって、答えたんだ…悠長に焼き肉食べてたけどね。
「くっ…。」
ヤバい!
笑いが込み上げて来そうになり、口元を手で隠した。
