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理想と偽装の向こう側

第10章 信頼と疑惑

「次は、トランスポートからアーティストを紹介させて頂きます。」



お!いよいよだ!


「南一夜です。」



うん!純朴な感じが、よいわ!



「須永嘉之です。」



きゃ~!!



スーツで、綺麗にお辞儀する姿に感動で泣きそうだった。
息子の卒業式にでも参加してる気分だわ! 



それぞれの作品を紹介された。



脇に実際描いたモノを置きながら、スクリーンで映し出された映像は、確実にこれから進み出す未来を実感させる。



本当に成功させたい…ここまで来たら、最後までなんでもやるぞ!



そんなこと考えてたら



「須永さん、この作品はどんな思いで描いたの?」



梶さんが、嘉之に質問していた。



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