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理想と偽装の向こう側

第8章 絶対服従

私の上に覆い被さるように両手を着き、してやったりと言わんばかりに笑ってる。



ヤラれた…ここまで計算済みだったのかも。



けど、こんな強引なこと、早々しない…フロントで無視したところから、かなり気に食わなかったんだ。 



…どうしよう…逃げれるかな…。



ベッドサイドの時計は、まだ20時前…。



小田切さん…私がまだ残業だと思ってるかも…。



「ごめん…本当に今日は、用事あるから…。」



「仕事?ブライベート?」



いちいち…イライラしそうなのを我慢しつ穏やかに答える。



「…ブライベート…かなり前から約束してて…だから…。」



「じゃあ、それキャンセル!」



「なっ!ふっんっ!」



またしても、強引にキスして口を塞がれてしまった。



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