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理想と偽装の向こう側

第6章 予測不可能

私は迷わず、その両手を掴み支えにして、足踏みをする。



「早すぎ、遅すぎずね!」



「えっ!難しいですよ。」



そんな微妙な注文をされて、意識を集中する余り、両手を必死に握ってしまっていた。



足踏みしていくうちに、コシが出てくるのを感じる。



「きゃっ!あはっ!」



足裏の感触も気持ちよくなってきて、ついつい夢中で踏み続ける。



そんな私を小田切さんも



「もうひと、踏ん張り!」



手をしっかり支えてくれながら、声をかける。 



ちょっと、いい運動な感じで汗までかいてきた。 



うどん作り、かなり楽しいかも!



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