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理想と偽装の向こう側

第6章 予測不可能

「私、井関さんみたいな、ちゃんと全体感に立って、器のデカイ人間になりたいです!」



「あら、かなりの好評価ね。そんな立派な人間じゃないわよ。上からも下からも、周りに支えられて今の立場があるんですもの。」



井関さんは、謙遜じゃなく本当に思って言ってるんだろう。



烏滸がましくないのが、本当に尊敬してしまう!



「私、こないだ井関さんに声かけてもらって、本当に嬉しかったし、自分のキャパの小ささや浅はかさを痛感しました。」



「そうなの?でも、自身を省みれるって素晴らしことよ。そうゆう人は、絶対成長するわ。」



「頑張ります!」



井関さんの期待を裏切らないよう…いい会社と言ってくれた小田切さんにも応えたいと、やる気が充満してきた。

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