テキストサイズ

理想と偽装の向こう側

第6章 予測不可能

「…小田…切さ…。」



声を掛けると、更に腕に力が込められる。



「なっ!ぎゃっ!」



『ギギギギァ~!』
『help!!』
『グシュ!グチュ!』



気味の悪い効果音が聴こえる度に、小田切さんの力がドンドン強くなり、私は首を締め付けられた。



「お…だ…。」



く、苦しい…。



小田切さん…ホラー苦手だったのか…。



『ザシュ!』
『ぎゃあぁぁぁ!』



「ぐるじぃですぅ~。」



画像の暗転と共に、小田切さんの腕から解放されたのだった…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ