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理想と偽装の向こう側

第2章 出会い

「…考え…させて下さい…。」



と、思わず言ってしまったのだった。



「オッケーィ!!
じゃあ、一週間猶予あげる~!」



んっ?



「はぁ?一週間って?!
短いし、猶予って!」



「はいはい!!女は度胸!」



全てが一方的過ぎやしないか?
やはり、無かったことにせねば!



「やっ…。」



やっぱり無しで、と言いかけたら目の前にブオンっと、勢い良く彼が手を差し出した。

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