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私は奴隷体質

第1章 合コン

ダンッ と壁に当たる音がした

私の視界はシオン君の体でいっぱいになる


『おい、どーしてくれんだ?これ』


私に覆い被さるようにして迫ってくるシオン君はとてもイラついた様子で私を見る


「だから拭きますからタオルを…」


『染み付いてるだろ?』


「じゃっじゃあ新しい服買ってきますのでっ」

思わず声が裏返ってしまう
“怖い”その事しか頭にない

『無理、罰として俺を家までチャリで乗せてってくれ』

「はっ?なんで…」

『もうここいたくない
一緒に抜けろ』

「…………」

『命令だ』

「はいぃ」


私はケータイを出してメールをうった

[シオン君と帰ります
他の人にも知らせてください]


『じゃあ行こうか』

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