テキストサイズ

迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第8章 鎧

は?



え?・・うちって・・





マシロの部屋か?




てか

お前・・誘ってんの?





「狭いですけど

こんなとこより
よほどマシです」




俺が
呆気にとられてると

マシロは
俺の手から
毛布とマットを
奪い取り

もとの場所へと
片付けてしまった




「お、おい

お前
何してんだよ

俺だぞ?

俺を泊めるって
なんかあっても
知らねーぞ?」





「大丈夫です

私、ユウヤさんの
タイプじゃ
ないんですよね?


それに


こんなとこに
何日も泊まって
病気になられたら

こっちが
困るんで」





「あ・・・

あぁ・・まぁ・・」





「行きますよ」



そう言って
マシロはスタジオの
入口へと向かった




「お、おいマシロ」






「なんですか?」







「俺、裸で寝るぞ?

そんでもいいのかよ」






そう言うと
マシロは
立ち止まって
振り向き


大きな黒目で
俺を見た




「ユウヤさんが

恥ずかしくないなら



お好きにどうぞ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ