
迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第8章 鎧
その日の
撮影も順調に進み
モデルやスタッフが
帰ると
マシロと俺は
一気にセットを
片付けはじめた
相変わらず
重い機材を
頼みもせずに
運ぶマシロが
意地を張った
子供みたいで
微笑ましい
片付けが終って
一息つくと
俺はまた
携帯をチェックした
無理を言えば
泊まる場所は
いくらでもある
逆に
誘ってくる
女もいる
けど
どうも
そいつらに
連絡を
とる気がしねぇ・・
明日は
休みだ
もう一日
ここに泊まって
明日の朝
帰っても・・・
「もう
あがっていいぞ~」
神島さんは
まだ
撮影した写真の
チェックをしながら
俺らに声をかけた
「うぃ~~っす」
ココに
泊まるにしても
一回は
外に出なきゃ
いけないらしいな
とりあえず
俺は
外で飯を食うことにした
