
黒子のバスケ~裏試合~
第3章 ったく!わかんねぇよ…勉強も、黒子も
「黒子、抑えろ。
あと一問な?
これ解いたら…ヤってやるから」
なだめるように
笑っていうが
黒子は納得できないみたいで。
それでも
逆らうことができないと
わかっている黒子は
不服ながらも頷いた。
─まじで…可愛いな。
俺はそっ…と黒子のを離し、
黒子が集めてくれた
テキストをひろいあげる。
黒子はというと……
動くだけで
イってしまうのか、
微動だにしなかった。
「……」
無言でおくられる視線に
わざと気づかないようにして
俺は問題を解く【素振り】を
していた。
「……、か……がみ…く、ん…」
くてんと仰向けに寝転がった
状態のまま
物欲しそうに
弱々しく、俺の名前をよぶ。
「ん?」
「っ…は…やくぅ…っ」
─っ…!!
や、べ…。
黒子の顔を見たとたん
今まで我慢してきた俺のも
さすがに…ここまでだった。
