テキストサイズ

乾いた空

第4章 四章






確かに私はユウキの言う通り汚い人間だ。
会う前から計画を立ててはそれを実行した。


更に既に発症しているのだから。


図星を附かれてカッとしてしまうなんて………

いくら計画していたとはいえ、あまりにも浅はかだ。

どうせ私は近いうちに死ぬ。
しかも醜い姿で。
初めから一緒に死のうと決めていたこと。


太陽は私を照らし続けていた。
世の中の復習に対するギラギラとした感じでは無く、何事もなかったかのように 晴れ渡り、穏やかに爽やかな風が吹いていた。


一匹の冠鷲が翼を広げて飛んでいた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ