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S×強気で恋になる

第59章 なくしたもの



パチン、パチンと
音がしたと思うと

皮膚が引きつるような痛いような感覚が走った

と思えば真一は俺の頭から手を離していた


「・・・なに、その顔。終わったぞ。痛かった?」
「・・痛くねぇ。・・・ありがとな。」
「こっちのセリフだ。傷つけてごめんな。跡残らねーと思うから・・・ありがとな。」
「気にすんなって。俺が勝手にしたことだから。」
「そーいえばさ、あの日お前俺の言うこと無視したよな。黙って部屋でオナニーショーしてたらいいものを。」
「は?ふざけんな!!俺が行ったから、お前が怪我しなくてすんだんだろ!?結果オーライだろーが!」
「どこが結果オーライだ。記憶なくすは、航平に騙されて俺責めるわ、最悪だろ。馬鹿野郎。」
「それは・・・あれー?なんか覚えてねーなぁ。あれー?なんで怒ってるのかなー?・・・」

突然胡散臭いことを言って純平が走り出す

「あ!!おい待て逃げんな!!!!っとー、捕まえたー!!!トイレ入れねーよーに鍵外から閉めといて正解だったな。先手必勝!」

「いた、っ、痛いから、ちょ、離して!!!」
「貞操帯・・・つけたらね。純平さ、俺から逃げれると本気で思ってんの?アホだねー。まだ学習しねぇ?しかもさ、腰痛いんだろ?走り方変。二本入ってたもんなぁー?ここに。」
「いっ!!!!痛い!!ケツ揉むな!!!ちょ、本当に痛い、から!!っ、い、・・!!」


っ、最悪だ・・・

トイレに逃げようと思ったら
絶対に開く扉がなぜか閉まってて
困惑してガチャガチャしてる間に
羽交い締めかよ・・・

しかもズボンの上からケツ揉みやがってー!!


も、あんな鍵付きのつけられたら
俺・・頭おかしくなるから・・・!!!


真一のアホ!!バカ!!鬼畜!!!!


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