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S×強気で恋になる

第57章 遠くなった俺




精密検査異常なしだったな・・・



純平、真ちゃん遅いねー
もう夜だ・・・


パソコンで仕事してたけど、それも終わったし
んーっと、伸びをしながら
純平を見る





まぶたが少し動いたように感じた



!!!



「純平?・・・純平?」
「っ、・・・ん・・・・・」



目を覚ましそう

そう思ってナースコールを押し
真ちゃんに連絡した


バタバタと先生方がかけつけ
いろいろ純平の様子を観察し、
とりあえず様子を見るよういわれて
部屋を出て行く


純平は少しぼーっとしていた


「純平?・・・大丈夫?」
「・・か・・・ずや・・・?」
「頭切って入院してたんだ。よかった、意識戻って。」
「・・・なんでここに?・・・なんか、あんまり覚えてねーな・・・・家・・・帰りたい」
「事故前後は、脳がパソコンだとして、その電源切れちゃうみたいな感じで、記憶飛んじゃうらしーぞ。だから心配するな。真ちゃん、迎えにくるからな。」
「・・・真ちゃん?・・・誰だ、それ」
「は?冗談やめろ。真一だ。お前の彼氏だろ?」
「・・・彼氏?・・・そんなんいたっけ?」


本当にわからないのか

うーんっと深く考え込む


いやいやいやいや、


どーなってんだ!?



そう思っていると、真ちゃんが息を切らして走ってきた



「純平!!!!!」
「は?・・・あんた確か・・・医者の岡崎とか言う・・・あれ?俺、腕治ったんだっけ?」


は?


「純平寝てろ。ちょっと、お話してくるから。」

俺はそのまま
ボーゼンとしている真ちゃんをつれて外に出た

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