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S×強気で恋になる

第47章 俺の甘え方


「ばいばーい!また遊ぼうねー!」
「あぁ。遅いから早く寝ろよ?またな。」

施設に慎吾を送り、無言で車まで歩く

「今日はありがとな。」
「え?あぁ。お前、変だぞ・・・本当に。なんかあったんだろ?」
「・・・なんもねぇ。」

ドンっと車に背中を押し付ける

「おい、はっきり言えよ!!なんかあったんだろ!!」
怖いって・・・

何があった?
朝から痴漢されましたって?
小鳥遊にキス見られましたって?
言えるわけねーだろ


お前・・・もう、怖い・・・
お前といると忘れてたはずの昔のこと思い出して、嫌なんだよ!!

「・・・黙ってたら、黙ってたらわかんねーだろ!!」
「なんもねぇって・・・も、離せよ・・・」

知らぬ間に首を締め上げかけてたことに気づく


っ、

くそ
ムカつく・・・


「もーいい。車乗れ。あと、家ついたらなんか食べろ。・・・俺は、・・・俺は心配してただけだ。」
「・・・・・・ごめん。」
「はぁ?も、お前本当に変。熱でも、あんの?」
サラッとおでこに触るついでに抱き寄せる

「お前もっと、力抜けよ。俺の前でも緊張して、お前どこで気を抜くつもりだ。俺なんにもしねーだろ?」


お前は優しいけど、怖い
安心するけど、不安になる

も、わかんねえ・・・


「・・・お前震えてる。体調悪いのか?今日は早く寝ような?」

純平が小さく頷く


なんなんだよ
何があったかぐらい言えよ

でも、今キレたらダメな気がするから

今日はそっとしとこう・・・


車に乗ってもあまり喋ることなく
家につき
ポロリポロリと会話をし
俺たちはベットについた


いつもより変な純平がもっと変だったのは純平から俺の腕の中に入ってきたことだ

何があった?
俺に言えないことか?
俺が原因か?

何考えてる?

目を閉じた純平に軽く口付けをして俺も眠りについた





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