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大体、純平が一人暮らしなんて
いまさらだろ

「純平仕事できてる？」
「さすが彼氏。気になる？」
「まあな。」
「能力はあるよ。真面目だし正直良くできすぎるな。」
「・・・あそ」
「真ちゃんは？仕事順調？」
「当たり前だろ。これで、純平が花嫁修業して飯作ってくれたら俺の人生完璧だな。純平、あー見えて無茶苦茶床上手だからさ」
「はいはい。話それだけ？俺、楓の家行かなきゃだから」
「・・・・・すっかりゲイだな。和也腰つきエロいぞ」
「うるせぇ。純平泣かせるなよ。」
「人の彼氏の心配すんな」
「俺の弟だから心配してんだろ。」
「・・・おい、軽々しくそんなこと言うな。」
「・・・鑑定結果きてたけど、純平と俺たち血縁関係じゃねーよ。変に勘ぐって、先に俺が波風立てた。悪かったな、勘違いだ」
「え？ちょ、本当か、それ！！！！だって、写真・・・血液型も、・・・当人らも言ってるだろ？！」
「純平のお母さんはもっとたくさん男がいたってこと。純平には、もしかしたら親父が親父の方がいいかもな。俺たちが兄弟で、ってのがあいつは嬉しいかもしれない」
「なんて説明すんだよ。あいつ動揺してたけど」
「嬉しそうだったろ。俺たちが義弟だったらって。このまま黙っててもいいんじゃなーか？俺はあいつを傷つけられないし、天涯孤独だなんて告げられない。」
「・・・・・考える。考えるから、この件は俺が伝えるからな。」
「まだ飲んでくだろ？金俺払っとくから。」
「・・・・・隆彦は」
「無関係だ。関係を持ったのは確かだけどな。」

そうか


そうか


そうだったんだ


俺たち


赤の他人か



それはそれで



重荷が消えるか？



それとも



純平にとっては



心の拠り所が



なくなるか？