
S×強気で恋になる
第76章 粉雪
っ、・・・くそ・・・
身体だりぃ・・・・
ズルズルと起き上がると
真一がスヤスヤ寝ていて
俺は思わず叩いていた
「っ・・・んー・・・・」
「んーじゃねーよ!!!この悪魔!鬼畜!」
「・・・朝からうるせーよ・・・俺の息子、ガチガチにしといて気絶したくせに」
「それは!!!・・・あんなことするか?!普通!!」
「もう飽きたから貞操帯とってんだろ。ばーか。」
「え?!・・・あ、・・ありがと・・・・」
「どういたしまして。さぁ、朝飯作るか」
そう言って爽やかにニッコリしてから
出て行く真一を見ながら
俺はまた叫んでいた
なんで俺がありがとうで
お前がどういたしましてなんだよ!!
おかしーだろ!!!!
そう思いながら、ため息混じりに
上半身を起こす
結局太田のことなんも聞けなかったな
まあ・・・・いっか・・・
真一怒るとこえーし
痛いし手加減しねーし
そう思いながら
ワイシャツのボタンを止めていると
真一がどす黒いオーラで
また戻ってきた
