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S×強気で恋になる

第70章 出張大波乱!

目的地であるバーにたどり着く

繁華街から一本奥に入った小道の地下にある
オシャレな雰囲気の小さなバー

薄暗い店内に入るとすぐ岡崎が俺に声をかけた
「おせーよ!俺を待たすな」
「お前の兄貴が可愛いくてつい。で、七瀬は?」

そう聞くと、岡崎は顎でカウンターをさした

そのまま視線をうつすと
カウンターの隅でしんみりと酒を飲む姿が見える

「・・・従業員の話だと、昨日もきて朝まで飲んでたって。同じ目に合わすのは簡単だけど、反省してんのかも。和也はなんて?」
「仕事で使える人間だから辞めさせる気はないし、今回は自分が軽率だったって、和也が反省してた。和也は寛大だから、だけど、」
「ちゃんと和也の気持ち考えてんだったら、協力する。ヤリてーのにさー、純平が他なやつと俺がヤッたら嫌らしい。あいつ、可愛いだろ?」
「お前安藤を調教して何回もヤッてたろ。隆彦さんにあげたみたいだけど。それに、他にも何人かいたろ」
「純平に近づく奴を前もって消しただけだろ。大袈裟な。」

そう言いながら、そのまま席について
七瀬が店を出るのを待つ

店内には数人しかおらず
ほとんどカウンターに座っていた

俺たちは暗い二つある後ろのテーブル席について
適当にカクテルを呑みながら

適当な話をしていた



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