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?…好き…?

第7章 手術…

本当に、転移とかあるような、悪いものであってなるものか…
そう…
願ってる…
彼女を…
良かったねと抱きしめて…
癒してあげたい…
そう…
思う…
『うん、したい、もしもの時に備えて、ゴム用意して来てね』
『焦りすぎだって、どこですんだよ(笑)とりあえず、ちゅ~ね』
そんなやり取りをした。
ったく…
妊婦だっつ~のに…
したいだなんて…
な~に言ってんだか…
ホントにする気なんかないくせに…
確かに…
入院前は…
触り合ったけどさ…
でも…
そう言われて…
凄く…嬉しかった…
妊娠中で…
病気の治療で入院してて…
えっ○なんて出来るワケないのに(笑)…
でもやっぱり…
彼女にそう言われて…
出来ないのが分かっているのに…
こんなにも…
嬉しい…
翌日の日曜日、俺は、休みだった。
日曜日だ、当然子供達がいる。
昼間は家族で過ごした。
夕方になってから、俺は出掛けた。
彼女の入院する病院へ…
その日は、ジュースだけ持って行った。
病室に入ると、彼女は居なかった。
ベッド脇のテーブルに、ジュースを置いて、病室を出た。
家族が面会に来て、まだ帰っていないのかもしれない、と思った。
彼女から聞いている、家族の状況を考えると、日曜日くらいしか面会には来られない。
きっと、午前中じゃないにしても、少なくとも昼頃から今まで、一緒に居るのだろう。
もし、俺がその立場なら、そうする。
邪魔をしてはいけない、そう思って、メールなどもせず、喫煙所に行った。
一服してから、売店に行ったり、時間を潰した。
3、40分経った頃だろうか、彼女からメールが来た…
『いつ来たの!?』
おそらく、病室に帰り、ジュースに気付いたのだろう。
メールを返す。
『40分くらい前かな』
病室へ向かった。
彼女がベッドに座っていた。
俺のTシャツを着ている。
何だか、嬉しい…

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